ちょこれーとぼーい(♂)











 男3人と女1人で囲む食卓は

 しーんと静かで

 黙々と目の前にある料理を食べていく。



 今後このようなことは無いであろう

 最後の4人での朝食なのに沈黙なのは

 やっぱり虚しい。





 「あっ!!!それ、俺のっ!!!!。」

 「朝からうるさい。」


 時々、悠馬と涼太が

 おかずの取り合いとかするけど……。






 かと言って悠馬がこの場にいる限り

 私は気楽に喋ることはできない。







 そんな時沈黙の空気を

 断ち切ったのは…




 「今からどっかにいかん??。」




 ご飯を食べ終えていた志麻だった。







 「どっかって?。」


 「ほら最近出来た
  ショッピングモールに行きたいねん。」


 「おおっ!!!!良いね良いね!!!!
  行こうぜっ!!!なっ美優!!!!。」






 志麻の口から

 "ショッピングモール"の言葉を出すと

 犬のようにはしゃぐ涼太が

 私に話をふる。






 私はそんな涼太の姿を見て

 にっこりと微笑み、


 「うんっ。」と言って

 空っぽになったお茶碗を置いた。











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