ちょこれーとぼーい(♂)








 ここまで一言も会話しないまま

 上の階に行く階段に登っていた。



 先に登っている城之内さんからは

 独特の香水の匂いが私の鼻に香る。



 城之内さんのスカートは短くて

 下着が見えるか見えないかの


 ぎりぎりなラインを行ったり来たりして

 女の私ですら照れくさくなる。





 私と全然違う世界に住む城之内さん。




 こういう人の事を

 "女子力"高い人というんだろうなっ。



 つい、見とれてしまう。






 最終階段を登りきると

 ねずみの色をした扉が目の前にある。





 この扉の奥にある場所が城之内さんの目的地みたい。



 城之内さんは再びポケットから

 さっきの鍵と違って少し錆びている

 金色の鍵を取り出しがちゃっと開けた。






 ………ギギギギ…。





 扉を開ける音が響く。









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