ちょこれーとぼーい(♂)










 高嶺くんは

 照れくさそうに言って俯く。





 派閥の権利者に謝られるとは

 思っていなかったので

 開いた口は閉まらない。





 謝るのはこっちなのに。



 年下のくせに

 対応の速さは私より上。


 なんだか悔しい……。







 「わ……私もごめんなさい…。」 





 ここまで感情が高まったのは…

 …初めてて今だに動揺してる。


 涼太にも怒鳴ったことなかったし

 頬を叩こうとは思わなかったもん。





 この人と居れば…

 自分じゃない自分が出てくるから

 それを理解するだけで精一杯。








 「………あれで叩いてたら
  どうなってただろうな。」






 目は細めて

 にこっと微笑んでいるが

 口角がまったく上がってない。


 それに高嶺くんからでているオーラが怖い。




 ……やっぱり怒ってるらっしゃいます。




 よかった叩かなくって。


 叩いてたそれこそ人生終了も

 夢じゃなかっただろう……。







 でもやっぱり…



         ……生意気だ。










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