ちょこれーとぼーい(♂)











 「じゃ。先輩。勝負しましょう??。」

 「……あぁ、12年前の決着を
  つけよーじゃねーか……。」

 「それでは先に
  惚れさせた方が勝ちってことで。」

 「あぁ、わかった。」






 涼太のこと考えていると

 いつの間にか2人の間で話が

 着いたみたいだ。




 …いやいや2人の間で解決しても

 私がわかんないよっ!!!!。




 "12年前の決着"って

 何?!。


 "惚れさせた方が勝ち"って

 どう言うこと?!?!。




 ついていけなくて

 立ち尽くしている私に

 2人から視線を向けられる。







 「俺が美優を惚れさせてやるから。」



 「……り…涼ちゃん。」





 「…俺がお前を惚れさせてやるよ。」



 「…た…高嶺くん………。」








 ………な、何。


 この少女漫画的な進展……。





 涼太の表情は

 今まで見たことがないぐらい

 真剣だから嘘はついてないと思う。



 高嶺くんについては初めから

 涼太をかってるだけなのかなと

 思ったけど


 どこぞなく高嶺くんの瞳は真剣だ。







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