アラサーラプソディー♪~運命のヒトは誰?~【加筆修正版】

服の裾から
航の手がそっと脇腹あたりに触れる


「航っ…」


ビクッとして、少し身体を引く
そして
ギュッと目を瞑り、航の首に強く手を回す


「彩月…大丈夫だ
力抜け…大丈夫だから…」

耳元で、優しく囁く航の声。


「わた…る…
ちゃんと…傍にいて…1人に…しない…で…離しちゃ…イヤ…」


なぜか、涙が零れた。それを航の唇が拭う


「あぁ…傍にいるから…愛してる…彩月…」


そう言って私の髪を撫でながら、少し、落ち着くのを待ってくれた
そして、私の纏う服をゆっくりと剥がしていく


「わた…る…、航…」

私の肌を優しく触れていく航の指に、身体が反応するから
恥ずかしくなって頬が熱くなる
それを、隠すかのように、航の名前を呼ぶ


下着だけにされて、じっと見つめられたから
恥ずかしくてベッドのシーツを
自分の身体に引き寄せよた


「ダメだ…手ぇ、離せよ…」


シーツを持つ手を掴んまれた


「……っ、やぁ…」


恥ずかしさがピークになってて
胸元に片方の手を持っていき身体を捩る



「彩月…もう観念しろよ…
俺だけを見て…俺だけを感じろ…」


耳元に囁かれた…それだけでもう、心も体も航しか見えなくなった


「…ぁんっ…わ…わたるっ…」


航の首に手を回し自分に引き寄せた




< 106 / 165 >

この作品をシェア

pagetop