アラサーラプソディー♪~運命のヒトは誰?~【加筆修正版】

あっと言う間に全て剥ぎ取られ、吸いつくように、航の掌と、唇が
私の身体に熱い跡を残していく…


熱くて、優しく動く指先に再び意識を失くしそうになる


航の背中にしがみ付く私の指先に力が入って、思わず、爪を立ててしまう


「…さ、つきっ…くっ…」


小さく呟く航の表情を見れば、女の私でも航の中の
男っぽい色気を感じてしまい
よけいに、身体が痺れた…


「わた…る…、ん…もっとぉ…」


今は、航の鼓動と、密着する身体、吐息、指先、
全て、感じていたい…
私だけの…航を…


ブラインドの隙間から明るい日差しが、
顔に当たってるのに気が付き、目を開けた


隣でまだ、眠る航の顔をじっと見つめる
意外に睫毛、長いんだ…
あ、
耳朶の近くに、ホクロも…


視線を唇に移すと、少しだけ、隙間が開いてて、
この唇が、私を何度も翻弄させたんだね…


なんだか…触りたくなった…
そっと、
指先を、唇に触れさせたら…
航の唇が動き、私の指を捉え咥えられてしまった…


「ひゃっん…、ちょ、航ってば、起きてたのっ?!」


すぐさま、手をひっこめ、素肌のままの身体を隠そうと、
シーツを引き上げる


「なんで隠すんだっ
もう、そんな必要、全然ないだろっ?!」


私の腰を引き寄せ、航の胸元に私の顔が当たった


「あ…」


微かに、航の付けてる香りが鼻を掠める


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