アラサーラプソディー♪~運命のヒトは誰?~【加筆修正版】
正確には・・・・
彼の腕の中にすっぽり包まれていて・・・・
「彩月さん・・・・帰したくない・・・」
って、誰を?どこへ?
あれ?、私、完全に、思考回路おかしくなってる・・・・
「・・・ふじ・・・いく・・・んんっ・・・」
彼を見上げたその時、私のあごを捉えられ、唇を塞がれた。
すぐに離してもらえると思ったのに、角度を変えて、熱いキスが降りてくる。
「・・・っふっ・・・んっ・・・」
僅かな唇の隙間から、酸素を取り込もうとするけど、許してもらえなくて・・・・
そうこうするうちに、私の足がガクガクと震えて、立っていられなくなるほどになり、
ようやく唇を離されたと思えば、ガクンと、よろけそうになる
が、彼のガッチリした腕に抱きとめられた。
「もう、ダメだよ、俺、止まらないから」
そう、私の耳元で、囁くと、よろめく私の手をひきながら、ある場所へ向かっていった。