近距離恋愛中
それだけで無く、依都おばちゃんは料理もうまいし手先がとても器用。
何処を取っても欠点無し…だと思うんだけど勉強が駄目らしい。
でも私からしたら憧れの存在なんです!
「クスクス……莉奈ちゃんってばお世辞上手になっちゃって。
アイツ、莉奈ちゃんがこんな調子だから妬いてるんじゃなくて?」
「へっ?」
あいつって誰だろう……と思ったけど『何でも無いわよ』と言われたのでスルーした。
「そういえばね、莉奈ちゃん」
「はい?何ですか?」
首を傾げながら尋ねる。
「瑠依が隣の部屋のアパートの人でしょう?」
何でそれ知ってんの……!?
私は依都おばちゃんに住んでるアパートなんて言った事が無いもん。