ムショクノセカイ


次の日ー…。
俺は気にする母親の話を聞かずに学校への準備を始めた。
「安良…本当に行くの?」
「……あぁ。行ってくる。」
「気をつけてね……。」
そんな声が後ろから聞こえた。


「安良!!」
「竜也…」
後ろから走ってきた竜也の声に振り向く。
「昨日さ……テレビに出てた奴等が俺の所に来たんだ。」
「俺の所にもだ!
チッ……マジかよ。」



学校に着く。
「やけに…静かだな?」
青い顔の竜也。
「みんな昨日のテレビ見たんじゃねーの?」

教室に入ると誰1人居なくて、黒板には『さようなら』とだけ書かれていた。




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