ムショクノセカイ
囚人タチ

とりあえず、俺の家に行くことにした。
「…なぁ、安良」
「なんだ?」
「なんで…所々家のガラスが割れてるんだ?」
確かに、気になってはいた。
所々家のガラスが割れていて、家の中が荒らされているようだ。

「パニックになった奴等が暴れてるんじゃねーの?」
「そっか。」

その時
「ギャッハッハッ」
笑い声が後ろから聞こえた
「!?」

急いで後ろを向くと
「にーちゃん達、大人しくしてな!」

そこには囚人服を着た男が立っていた。
手には…血がベットリと付着したかなり大きいナイフが握られていた。
< 6 / 19 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop