花蓮~麻美が遺した世界~【完結】
「こら、そんな挨拶雅紀が真似したらどうすんだよ」


「すみませーん」


「俺、真似しないっす!
店長憧れなんで!」


「…………」



黙ったまま、俺とキムはまたキラキラしてる雅紀を見た。




雅紀はふらっと入った俺の店で、俺の接客を受けて感動してここで働きたいと思ったらしい。

面接で面と向かって、告白紛いをされた時は焦った。



「俺、店長さんが好きなんです!」




そう言われて、思わず吹き出してしまった。


熱意は人一倍ある彼を、俺は何気に買っている。




苦笑いしてると、店内に電話が鳴り響いた。



「あ、俺出るわー」


「お願いします」


「マネキン俺やるからー」


「了解です」



そう言って、キムが電話の元へ小走りする。

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