和田菜月物語
始まり

25年10月9日

いつもと同じ朝。
いつもと同じご飯。
いつもと同じ登校。
何一つ変わらない朝だった。
それが…。
今日から私の運命が決まってたなんて・・・

「起きて、菜月!」
「ん・・・」
「ん、じゃない!もう2時間目終わったよ!?」
「え~!?」
「まただよ・・・」
「相変わらずだよね菜月」

和田菜月 13才
普通の中学1年生だ。
でも、
みんなからは大人っぽいとよく言われる。

「また徹夜かな~?」

この子は大山未来
私の1番の心友だ。
やさしくて誰からも好かれるタイプだ。
もちろん女子人気№1だ。

「いつもちゃんと寝ろって言ってるだろ?」

この子は中井飛鳥
男勝りな女子だ。
私の中で1番頼りがいのある心友。
話も1番合う。
情報などが早いのが彼女の自慢だ
1つ言うなら1番能天気だ。

「だって、宿題やってなかったからさぁ~」
「だってじゃない!」
「飛鳥に怒られた~」
「よしよし」
「ちょっと未来!」

そう言って私たちは笑いあった…。

こんな日々が毎日続くと思ってた…。
続いてほしいと思ってたのに…。


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