子宮に絆創膏
びょうきとびょういん
【生理痛】

このなんとも言い難い病気を患って早十数年。

やっと本当の病名が明らかになりました。色々な病院を巡り、蔑にされ、諦めて。それでもと。もう一度足を運んだ県外の病院で。ようやっと病名を聞くことが出来ました。


【子宮内膜症】

こちらは近年よく聞くようになった病名だと思います。まず、生理痛の主な原因はこの子宮内膜症と子宮筋腫の二つが大半だと言われていますよね。ですので勿論今まで罹ってきた病院でも、

「子宮内膜症かな~?」
「もしかしたら筋腫が出来てるかもね」

などと言われたことはあります。それでも確実にそれだ!と、言ってくれる医者もいなければ何故かちゃんとした検査もしてはくれませんでした。解せぬ。でもまあ、実際そんなもんです。

こちらが強く意志を示さなければ割と流されてしまいます。とりあえず薬飲もっか、とか。体質かもね、とか。ちゃんとした検査がしたければ、設備の整っている病院へ行くしかないのです。それでも予約待ちの段階で心が折れることが大半ですけどね。

実際に私もそうでした。予約して三ヶ月待ちとかざらですし、予約したからといってすぐに診て貰えるわけではありません。特に初診(+紹介状なし)は。私は診察までに最長六時間待ったことがあります。基本的に一日がかりだと思っていた方がいいです。

あとは、本当に病院選びは大切だということ。ここで選択ミスをするととんでもないことになります。私はミスしまくってかなりの年月を無駄にしました。ハッキリと言います。

無 駄 に し ま し た 。

わけのわからん漢方飲まされたり、とくに説明のなかったこれまたわけのわからんピル飲まされたり。挙句、救急車で搬送された病院(もちろん婦人科系)では、意識が朦朧としてる時に内診!股は血塗れダバダー!痛み止めを大量(これ、本当はダメです)に飲んだばかりなのに追い座薬!ケツから注入!オギャー!ふざけんな♡

極め付きが「生理痛なんてたいした病気じゃない」「あなたがしていることはドクターショッピングですよ」と、医者から言われたこと。びっくりし過ぎて一回心臓が止まったかと思いました。そのあと沸々と悔しさと悲しさが溢れてきて院内で号泣。

そりゃあ、男の人からしたら生理痛ぐらいって思うかもしれないですよね。でもこっちからすると日常生活に支障をきたすぐらいしんどくて、辛くて、苦しい病気なんです。それが治らなくて治してくれる病院を探して訪ねていくことのなにがいけないのでしょうか。

この言葉をもらった病院は〝今〟の病院に出会う前までで、一番長く罹っていた病院でした。本気で時間とお金を無駄にしたなと思いました。因みに【子宮にピストル】で登場する病院です。

何度も言いますが、病院選びは本当に本当に大切です。自分の病気と向き合い、そして自分に合った病院を選ぶ。難しいとは思いますが、それが病気を治すことへの第一歩だと私は思っています。近いからと言って安易に病院を選び、通い続けることは止めましょう。
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