子宮に絆創膏
けんさとしゅうちしん
【婦人科系の病気】

若ければ若いほど抵抗があったりして、病気を自覚していてもなかなか病院へ行けないんですよね。私も初めは抵抗がありました。まず、場違い感半端ない。幸せそうなお腹の大きな女性を見るのが辛かったです。心地好いはずの音楽も耳障りでしかなかった。病院の匂いも私はダメでしたね。今は全然平気なんですけど。通院し始めの頃は色々と精神にくるものがありました。


【検査】

こちらも抵抗がありますよね。特に未だ若く性交渉未経験の女の子の場合。これは嫌がるのも仕方がないと思います。包み隠さずペロンと言いますけど。あんなもんオッサンに(自主規制)されてるのと一緒ですもん。そりゃあ嫌だろうよ。嫌でしたよ、私も。

しかも見られるのは医者だけじゃないんですよね。話し声から察するに結構な人数で見ています。大学病院だと研修医とかにも見られています。承諾書は書きますが、承諾したくないのが本音ではありますね。

では、ここで簡単な検査の流れを。

・検査室に通される
・下半身スッポンポン
・股パッカ椅子(内診台)に座らされる
・カーテンで区切られただけの不安定な空間
・なんか機械(器具)入れられる痛い
・内診(触診)される痛い
・お尻まわり拭かれる(自分で拭く場合も)
・一人お着替え賢者タイム
・再び医者との対面

どこの病院でも基本的にはこの流れでした。スカートだと脱がなくても良いので楽かもしれません。初診の際はスカート推奨。

で、これがまあ!本当に痛い。痛すぎて笑いだすレベル。笑い過ぎて担当の先生に笑い返されたことがあります。でも正直笑っててくれる方が気が紛れるのでもうずっと爆笑してて欲しい。カーテンの向こう側でカーニバルしてて欲しい。


【医師選び】

病院選びが大事だといいましたが、お医者さん選びも大事だと思っています。婦人科系のお医者さんって男性が多いですよね。なので余計に抵抗のある方もいると思います。男性医師から受ける検査(内診)を避けて病気を放置してしまっている方もいると思います。ですが、探せば女医さんもいます。確かに嫌な検査です。痛いし、恥ずかしいし、痛いし。好き好んで検査している人はいないだろうなと私自身も毎回思います。でも、手遅れになる前に。

勇気を持って一度病院へ行ってみて欲しいと思うのです。

因みに触診(指をゴリゴリに突っ込んでくる検査)は一応入れる前に聞いてくれたりもします。入れても良いかどうかを。まあ容赦なく突っ込んでくる猛者もいるので一概には言えませんが。こういったことも含めて女医さんがいいなという方はネットなどで検索して、自分に合いそうな病院と医師を選んでみて下さい。


【内診以外の検査】

・血液検査
・MRI

などもあります。内診で超音波検査もしてくれるのですが、そこで原因が解らなければMRIになると思います。このMRIがまたキツイ。造影剤のせいで謎のポーズ(自由の女神ポーズ)をするんですが、そのポーズのまま三十分越えの閉鎖空間キツイ。そして音が煩い。ガシャンガシャン本気でうるさいです。耳栓しててもうるさい。終わった後は耳と腕がしおしおになっています。

MRIは最後の手段だと思いますので、私のように解り辛い場所に内膜症が出来ていなければ内診の段階で解るかと思われます。私は右の卵巣に出来ているそうです。MRIを撮るまで解らなかったとのこと。MRIで見ると白い影がはっきりと映っていました。

検査、怖い。
検査、恥かしい。

でも、恐怖心や羞恥心より優先すべきこともあるんです。病気の進行の方が怖いです。なのでやはりどこか異常を感じたのなら早めに病院へと行って頂きたいなと思います。何もなければそれはそれで安心も出来ますしね。そして、なにかあった場合。その場合は早ければ早いほど選択肢が広がります。ですので是非。
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