#1のユニフォーム
それまでは家で応援するつもりでいたのに、そのメールがすごく嬉しくて嬉しくて。
張り切りすぎて、指定された時間より随分早く来てしまったくらい。
「試合、頑張ってね! たくさん応援するから!」
「うん。ありがとう」
そう言って笑った大翔くんだけれど、全国大会出場を賭けた試合だからか、どこか緊張した面持ち。
緊張を少しでも和らげるためにと、再び口を開きかけたその時、大翔くんが先に口を開いた。