蝶々

「あら、そろそろ急がないと間に合わないわね」


ちらりと時計を見るとギリギリ



ちょっと、走りましょうか



薄紅のなかを黒い髪が踊るように跳ねる


それは、ピンクの絨毯が敷かれてる間途切れることはなかった


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