あなたの告白、代行します。
一話
始まり。
「ねえ、光はあの張り紙、見た?」
私は、窓際でボーっとしていたところ、友達の優に声をかけられた。
「……え?何の張り紙?」
特に興味も無いが、聞いてみる。
「『告白代行』の張り紙よ!」
実に、どうでもよかった。
「そんな張り紙、見る価値も無いね」
私がそう言うと、優は顔をしかめた。
「何よー……あんた最近、蓮とうまくいってるじゃない。」
「は?」