トレイを持って空いている席を探す。


しかし、お昼どきとあってなかなか空いている席が見つからない。


「ないねぇ。やっぱり早川さんのとこ行こうよ。あそこ、空いてるし!」


真実が嬉しそうに指を指す。


「…しょうがないなぁ。そのかわり、営業メンバーに話しかけないでよ?変に絡まれたら嫌だし…」


「もう…そこが男嫌いって言うんだよ」


しぶしぶ、営業メンバー達が座る席に向かう。


『戻ったら、明日のプレゼンの準備して…あっ、資料もまとめなきゃ』





戻ってからやらなきゃいけないことを考えていたかから、気づかなかった。


前から、歩いてくる人物に…




“ドンッ!”

“ベチャ!”







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