ナンパ男がしつこい件について
どんどん進んでいって、ソファに座った。
「コート貸して」
「あ、ごめん」
コートを脱いで椋太郎に渡すと、
ハンガーにかけてくれた。
鞄から封筒を出した。
「届いたんだ」
「…うん」
ゆっくりと封筒を開けていく。
手が、震える。
『不合格です』ってまた書いてあったらほんとにどうしよう…
椋太郎が手をぎゅうっと掴む。
「落ち着いて」
「うん」
少しずつ、白い紙を出していく。
『○○学院 二次試験 合否発表
藪塚 唯花さん
合格おめでとうございます。』