[B L]だからスキって言ったのに
そして、そのまま沈黙を突き通し、寮に着く。
部屋にはいると、俺はさっきのことを謝った。
「天野、ごめんな、さっき。
傷ついた…よな。」
「…いや、へーき。」
そう言う天野は、明らかに落ち込んでて。
「天野、俺は天野が大ッ好きだ!
なにを疑われてもいい。
これだけは信じてほしい。
俺は、2年前から…いや、もっと、ずっと前から、天野が好きなんだよ。」
「夏音…」
「なんで不安になってたかは知らないけど、でも!!
俺は、ブレないから。
天野が好き。
それだけは、変わらない。
一生。
だから安心して─────‥」
安心してくれ、そう言おうとしたが、天野に遮られてしまう。
トサッ
軽い音をたてて、俺と天野は、ベッド倒れ込んだ。
天野を見上げながら、俺は言う。
「天野…?」
「夏音、オレ…今すぐ、夏音の全部が見たい。
言葉だけじゃ、足りない。
もっと…」
そして、ゆっくりと近付いてくる顔。
段々と、天野との距離が近くなって───…
そして、0になった。