[B L]だからスキって言ったのに


「おまちどうさまです。」


「おー!この玉子のふかふか加減!たまんねーよなー!!あ、そーいや最近オレの部屋こねーな。たまには遊びに来いよ!!」



「あ、ハイ。近々おじゃまさせていただきます。」



じゃーなー、と言って先輩は行ってしまった。



手伝いが終わると、寮に天野と戻った。



あ、そーいや、



「天野、飯食ったのか?」



「…食ってない。」



は、なんだこいつ。



怒ってんの?


なにに?


俺なんかした?



「…じゃあ、ハイ。」



おれは、アルミホイルで包まれたサンドイッチを渡した。



どうせ渡そうと思っていたところだ。




ポン、と天野の手の上に置くと、天野は複雑そうな顔をした。



なんだ、いらなかったのか。



「いらないなら俺が食べる。」



そう言って取り返そうとすると、ひょい、とかわされてしまう。



「いる!!」



そう言って、バクバク食べ出した。



「あ、おい、ほっぺついてる。」



勢い良く食べたせいか、頬にはパンくずがついていた。


俺はそれをとって自分の口に運ぶ。



すると、天野は俺をまじまじと見つめた。



「なんだよ。」


「べつに!!」


なんだこいつ。


< 23 / 283 >

この作品をシェア

pagetop