俺様王子とキケンな契約!?



入って来たのは王子様の衣装を来た零士くん。


キャーキャーと女子たちは零士くんを取り巻く。


長身と端正な顔、スラリとした体系。

すごく衣装に似合っていて……

ああ、この衣装は零士くんにしか似合わない。
あたしはそう思った。



どうしようもなくドキドキして。



「……かっこいい。」



気づけば素直に、そうつぶやいていた。




ずっと零士くんの方を見ていると不意に零士くんは顔をあげて目が合う。

すると、零士くんはあたしに向かってふっと微笑んだ。



「お、王子様スマイルぅ〜〜」


その笑みにフラッとしたあたしを理沙は支える。



「……あんたバカ?ったく、そんなに好きなんだ。」



理沙はやれやれといった表情だけど温かくあたしを見つめる。





「……うん。…好きだよ。」




あたしは遠くから零士くんを見つめた。








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