もう一度抱いて
私と亜美が野菜をせっせと切る横で、小山君と相原君は長い串に野菜を刺している。


「ホイル焼きもしましょうねー」


そう言っておばさんは、アルミホイルの中にじゃがいもとバターをくるんでいる。


「焼きおにぎりがおいしいんだよねー」


おじさんはおにぎりを沢山作っているようだ。


こうして沢山の食材を準備すると、おじさんと小山君と相原君は火の準備をしに、庭へと出て行った。


私と亜美は外のテーブルに、食器や飲み物などを運んだ。


すっかり準備が整うと、ご宿泊の方達が続々と庭へ集まって来た。


お肉を焼く煙がモクモクと上がって、とても良い匂いだ。


この辺りは夕方涼しくなるので、とても過ごしやすいなと思う。


みんなでワイワイと話しながら食材を焼いていると、キョウセイと京香がペンションへと戻って来た。

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