ぼくらのうた



 まじやばいやばいやばいっ!

 てか短パンどころじゃないんだけど…!


「涼!お前何やってんだよっ?!」

「光っ、助けてッ!
 水着ごと脱がされるっ!!」

「やめぃっ!!」

「涼、その辺にしとけよ」


 光が必死に涼の手を抑えていたのに、芳斗の一言で涼の動きが止まる。

 一体何なのよ…。

 もうすでに疲れたんですけど。


「もーぅわかったよーぶぅー。
 でも皆だって藍架のビキニ姿見たいでしょー??」

「いや、別に。つーか目が腐る」

「〜〜〜ッ!!!光ァッ!!」


 光の頭を叩く。

 いつものお返しだっ!

 つーか失礼すぎでしょっ!


「俺は見たいけどなぁ♪」

「春樹、ステキ笑顔で何言うの…」

「男の欲望?」

「暑さで頭可笑しくなってない?!
 大丈夫?!」


 ペチペチとおでことほっぺを触っても、特に熱くはない。



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