秘密の彼
出逢い
私と彼との出逢いは図書室だった…。
泣きながら図書室に来た私を彼は、少し戸惑いながら、「どうしたの?大丈夫?」と、声をかけてくれた。それがすごく嬉しかった。クラス
でいじめられていた私には、親友以外に心配してくれる人なんていなかった。
私にとって、初めて親友以外に心配してくれる人だった…。
それから私は、彼とどんどん仲良くなって、彼のことを信頼できるようになった…。
それと共に、彼に憧れるようになった。
彼は、人気者で頭がよくて、スポーツもできた。彼と私はまるで正反対の世界にいた。
それでも、彼は私に普通に接してくれた。
私はだんだん彼のことを好きになっていった…。今考えてみると私が彼に恋をするのは、運命だったのかもしれない。今となっては、真実はわからない…。
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