禁域―秘密の愛―【完】
「でも、桐谷君の誕生日が4月20日ってことは、本当。 瞳ちゃん、何かしてあげなきゃ。
………桐谷君とのことで何を悩んでボーッとしていたのか知らないけど。
私は、瞳ちゃんと桐谷君のカップル好きだから………離れて欲しくないの」
「………かれんちゃん」
かれんちゃん………。 私が、桐谷君との事で悩んでるって分かって、わざわざ声をかけてくれたんだ。
彼女のそんな気遣いに胸が熱くなる。
「だから………誕生日は、桐谷君がとても嬉しくなるようなものにすれば良いと思う。まあ、桐谷君は基本、瞳ちゃんと一緒にいられたら幸せそうだけど!」
そう言ってかれんちゃんは笑った。
「………ありがとう、かれんちゃん」
そうだね。巧が普段のしがらみを忘れてくれるような………思いっきり笑顔になれる誕生日にしたい。
「そうと決まったら、計画立てる?私も考えるから」
「うん!」
かれんちゃんと私は笑いあうと、和やかな雰囲気の中で巧の誕生日プランについて話し合い始めた。