禁域―秘密の愛―【完】
『関口…………。長い間、瞳と別れてた俺が。一度は、瞳を手放した俺がまた瞳と付き合う事を親友のお前が心配するのも無理はないと思ってる。だけどーーー…………約束する。俺は、今度こそ瞳を離さない。彼女を守り抜き、この手で……………俺の手で、次こそ幸せにする』
「……………!」
巧……………!!
電話越しに聞こえた………巧の強い想いに私は、胸が熱くなった。
『……………そう。分かったわ。桐谷君って、ほんっと………好きなのね』
そう言い終えると愛ちゃんはクスリと微笑んだ。
「桐谷君の気持ちはよく分かったわ。…………でも、桐谷君。もしも次に瞳を手放したりしたら………あたし、一生許さないからね。あなたのこと」
『…………ああ。分かってる』
「………よし!じゃあ、これで心置きなくあたしも二人の恋を応援できるわ!先ずは桐谷君、今日は暇なの?ていうか、暇でしょ?」
『は?今日?』
「愛ちゃん………?」
一体何を言う気だろう…………?
『まぁ、夜なら時間を作れない事も無いが………というよりそろそろ瞳をだせ、関口。まず、なぜお前が瞳のスマホを牛耳ってるんだ?』