禁域―秘密の愛―【完】



「ーーーた、………くみっ………ッ!!」


私は、その瞬間に目が覚めた。
息切れがする。呼吸がずっと落ち着いてくれない。


幅広い窓を覆う白いカーテン越しから射しこんでくる太陽の光が眩しかった。

「ーーーッ、はぁ、………っ、はぁ」



ここは………どこ?



私は、まだ少しぼうっとする視界の中で今自分がいる場所はどこなのかを考えた。

辺りは消毒液のにおいで充満し、私が着ているのは薄ピンク色のガウン型の病衣。

そして、今私が身体を預けていたのは広いツインサイズほどのベッド。

私から見たベッドのすぐ右横には丸型の小さなベージュのテーブルに一人掛けの椅子。そして、その先には縦にも横にも広い大きな窓。

手前には横長いベージュ色の台に、液晶テレビが置いてあり、更に水道と大きな鏡まで同じ場所に配置されている。

想像とは大分かけ離れるけど、間違いなくここは病室だ。

「………どうして、私こんな所に………」

何が………起こったというの………?

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