ディスオーダー【短編集】


 うわあああああああああ知っていた知っていました存じておりました愛しの君はもういない愛しの君はもうこの世にいない知っていた知っていました存じておりましたでも信じられなくて信用できなくて信じたくはなくて嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だをずっと心の中で唱えていました唱えておりましただって愛しの君が僕の下にいるなんて僕の踏んでいる砂漠の下に埋もれているなんて誰が信じますか信用できますか信じることができますかあんなにもあんなにも愛していた君を踏ん付けてしまうなんて僕はなんてことをしたんだしてしまったんだごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい何をしたら許してくれますか許してくださいますかどうしたら許してくれますかくださいますかごめんなさい好きです好きです大好きです愛している愛している愛している愛している愛している愛していm愛している愛している愛している愛しt愛していまs愛s愛愛愛愛愛あいあいあいあいあいああああああああaaaaaaaaaa……



 (――ねっ?一瞬で機嫌を取り戻す、……ん?自我が壊れる?んー、どっちでもいいか!どっちにしろ、サイコーにいいことでしょう?)


 ……そうだね。これでこの無意味ながらに過酷な旅がやめられるね?


 (――永久に、眠れるね?)


END.
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