ディスオーダー【短編集】
「私も、あなたが『嫌だ』って言っても、やめないことにするね」
水槽の中の口(クチ)はニヤリと笑う。
私の手は、彼女の首を掴み、ギリギリと音をたてていく。
苦しそうな声を出す彼女だけれど、私はやめない。
だってあなたもやめなかったものね?
耳(ミミ)の心の声、分かっていたのに無視をして、ずっとイジメ続けていたのでしょう?
だから私も、あなたが「やめて」、「もう嫌だ」って言っても、やめないことにするね。
「ね?私の頭(アタマ)」
END.