ディスオーダー【短編集】
 試しに家族に読ませてみたが、「おもしろい」と言っていた。どうおもしろいのか、詳しくは言ってはくれなかったけれど。


 近所の人は、「こんな幼稚な文章が小説と呼ばれる時代だなんて!世の中も末ね!」なんて、長々と愚痴を垂れていた。いや、私に言われても困るのだが。


 作品の内容をただおもしろいと感じる人と、文章にだけ着目して作品の内容にはまったく興味がない人がいることは分かったが、私の感じた“言葉では言い表せないソレ”について気付かせてくれる人はいなかった。


 人々の“小説そのものの捉え方”について、よく分かった気がする。


 違う友達にこの小説を紹介して、すすめてみよう。私とはまた違った意見や、感想が聞けるかもしれない。
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