こちら、なんでも屋でございます【2】



「…おい、メフィストフェレス」
「くっ…な、…」
「お前が惨殺してきた奴等の仇をとってやる。お前も苦しんで苦しんで苦しんで苦しんでからいけよ?」
「クソォオオオオオオオオオオッ!」



俺は手に持っていた銀の弾が入った銃をメフィストフェレスに向ける。
この引き金を引けばコイツは死ぬ。



これで





依頼人の仇が…



皆の仇…が





パァンッ!!!




「!?」
「…フフッ」
「れ、レインッ」
「る、ルシファー!!」
「八神綺羅。まだコイツを殺すのは時期が早いわ。すべてを知ってから殺した方がよくないかしら?」
「…ッ」



レインの掌から流れる痛々しい血。



お、俺が…




レインを撃った。



めまいがする。



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