眠り姫はひだまりで【番外編】
なんだか複雑な気持ちになっていると、ピッと自販機のボタンを押す音がした。
「…でもさあ。裕也、言ってなかったっけ?ふんわりしてて、可愛い子がタイプだって」
………えっ?
一瞬で、動きが止まる。
可愛くて…ふんわり…?
ふ…っ、ふんわりぃ!?
「あー…言ったね、うん」
「だろ?澪ちゃん可愛いけど、どっちかっつーとふんわりってゆーよりサバサバ系じゃね?」
「あ、それ俺も思ったー!なんで?タイプ変わったん?」
……う、うそ。
裕也くんの好みが、ふわふわ系女子だったなんて…!
思わず、早足でその場から離れる。
トイレへ駆け込んで、鏡で自分の姿を見た。
…どちらかと言えば、つり目な瞳。
どこまでもまっすぐな黒髪。
それなりに、高い身長…。
…ちょっと。
全っ然ふんわりしてないじゃない!!