眠り姫はひだまりで【番外編】
葉が投げたフリスビーはくるくる回転して、遠くへ飛んで行った。
はっはっと息を切らして、アオバはそれを追いかけて。
ピョンと跳んで、フリスビーを咥えた。
「わ、すごい」
ちゃんと躾けられてるんだなぁ。
拍手を送ると、アオバはフリスビーを咥えてこっちへ戻ってきた。
笑顔の葉が、アオバを撫で回す。
…犬と戯れる美少年って、素敵。
てゆーか、犬と戯れる葉が素敵。
私はスケッチブックを手に取ると、描きかけの滑り台のスケッチをした。
そして、葉に滑り台のところにいて、と言う。
「…え、なになに。俺、いていいの?描くの?」
「うん。気にしないで、遊んでて」
ふふっと笑うと、葉は困ったような顔をする。
もともと写真とかを撮られるのにも抵抗がない彼だから、私が描くと言っても特に文句は言わない。
滑り台の近くに立った彼は、アオバにフリスビーを投げる。
やがてそれを咥えて戻ってきたアオバを撫でていると、小学生くらいの男の子が近づいてきた。