【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
第8章

朝陽くんの様子【来愛side】






「うん!やっと終わったわね!柊さん!」


「はい!」


あれから時が経ち、
1、2年生も夏休みに入った。



私はあまりにもバカすぎてちゃんとしていれば
早く終わった補習も、香月くんとのお話が楽しくて
なかなか終わらなかった。


「悪いな、柊。」


「ううん!香月くんと補習だったから
すごく楽しかったよ!」


私は素直な気持ちを伝えた。



「柊、その言葉じゃねえだろ?」


「え?」


「彼氏に会いに行ってやれよ。
んで、『お待たせ!』って言ってこい。」


そう言って私の頭をポンポンと二回叩いて
カバンを持って教室を出て行った香月くん。



「あ、ありがとう。香月くん。」


「じゃ、鍵閉めるから出てー」



と先生に言われて、私は急いで教室から出た。


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