【完】“好きの大きさ”誰にも負けません!!!
鏡を見るとびっくりするほど目が腫れていた。
私こんなに泣いてたっけ。
私は顔を洗ってパシッと両手で頬を挟んだ。
「泣いちゃダメ!!」
そう、自分に言い聞かせて、
教室に戻った。
「あー!!来愛大丈夫??
桐生、心配って言って来愛の事探しに行ったんだよ??
どこに居たの??」
「ごめん。トイレに………。」
「ん?来愛どうした??何かあったの?」
麻耶ちゃんは鋭い。
私が平然を装ってても、
すぐに分かる。