俺しかいない



「はよ~拓哉」




「おう、

…なんか翔顔赤い」




「うっせー!

駿に朝っぱらからビンタされたんだよ!」




俺は低血圧のため、少々イライラ気味に拓哉に愚痴った。







待ち合わせ場所は現地。



一応、宝星生は聖華生に手を出したらいけないことにはなってるが

もちろん俺たちはそんなこと気にしちゃいられない。







今は夏休み。


と言っても里帰り以外はやはり寮生活。




今年の夏こそ最高に楽しんでやる!!



待ってろよ!俺の愛しい君!




って、んなガラじゃねぇわ。





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