LOVE×罰ゲーム【短篇】




夢の中で誰かに抱き抱えられた。

ふわりと香る匂い。



この香り……。

なんだか、……すごく安心できるいい匂い。





そっと目を開けたとき、覗き込んできたのは、今一番見たくない顔だった。



周りを見渡すと、白で統一された清潔そうな部屋。



……ああ、保健室か。




「やっと目覚めた?」

「………秋山」


あたしは秋山に背中を向ける。


どうして、こうゆうときに限って先生いないんだろう。





< 16 / 35 >

この作品をシェア

pagetop