LOVE×罰ゲーム【短篇】
つい昨日までは、
秋山の笑顔もコトバも
すべてあたしのだったのに。
汚い独占欲。
わかってる……。
秋山、あたし、もしかしたら、ずっと……ずっと前から秋山のこと好きだったのかもしれない。
ただ、他の女の子たちみたいに傷つくのが嫌だったから自分の気持ちにウソをついてたのかもしれない。
ねえ、秋山。
今なら、まだ間に合う?
秋山があたしに気付く。
「…………」
何も言わず、黙ってあたしを見る。
「なぁ、あっち行かね?」
「え〜?いいよぉ」
その光景を見て、無性に腹が立った。