好き嫌い。
「えー、小学生のときからあたしと実里と香代はずっと仲良しでした。
真面目な実里は好きな人となかなか上手くいかなくて、見ているあたしや香代がどれだけイライラしたかわかんないです。
そんな実里がようやくその彼と上手くいって泣きそうなくらい嬉しいです。
自分のことみたいっ…に、嬉しくて!」
詰まりながら手紙を読むアキちゃん。
目には大粒の涙。
「実里が幸せになってくれたら嬉しいからっ…隼人と相談して式でサプライズすることに、決めました。
香代はさっさと幸せになっちゃったから…。
実里が行き遅れにならないように、幸せになれるように、気持ちを込めて贈ります。」
手渡される箱。
「お揃いのカップだから、使って。
実里、幸せにね。」
アキの頬に涙が伝う。
今日初めての新婦の涙。
実里はくちゃくちゃに顔を歪めてアキに抱きついた。
「アキちゃん〜〜〜〜〜〜‼︎」
アキの後ろに立つ遠藤が康太に向かい挨拶する。
「幸せにしてやれよ、奥井。」
「勿論だ。」
割れんばかりの拍手の中。
実里の肩をギュッと抱きしめて康太がアキに言う。
「約束するから。アキさんも幸せになって。」
頷いたアキ。
しゃくりあげる実里を胸に抱いて退出した。
真面目な実里は好きな人となかなか上手くいかなくて、見ているあたしや香代がどれだけイライラしたかわかんないです。
そんな実里がようやくその彼と上手くいって泣きそうなくらい嬉しいです。
自分のことみたいっ…に、嬉しくて!」
詰まりながら手紙を読むアキちゃん。
目には大粒の涙。
「実里が幸せになってくれたら嬉しいからっ…隼人と相談して式でサプライズすることに、決めました。
香代はさっさと幸せになっちゃったから…。
実里が行き遅れにならないように、幸せになれるように、気持ちを込めて贈ります。」
手渡される箱。
「お揃いのカップだから、使って。
実里、幸せにね。」
アキの頬に涙が伝う。
今日初めての新婦の涙。
実里はくちゃくちゃに顔を歪めてアキに抱きついた。
「アキちゃん〜〜〜〜〜〜‼︎」
アキの後ろに立つ遠藤が康太に向かい挨拶する。
「幸せにしてやれよ、奥井。」
「勿論だ。」
割れんばかりの拍手の中。
実里の肩をギュッと抱きしめて康太がアキに言う。
「約束するから。アキさんも幸せになって。」
頷いたアキ。
しゃくりあげる実里を胸に抱いて退出した。