二番目の女。
ゴメン、彩海
やっぱり私、好きなんだよ
修平さんの事が
『…はい、私…好きですよ』
そう言った時、キスをされた
舌で無理やり口を開かれ、口の奥に隠れてた舌を無理やりつかまえて絡ませてきた
私もそれにこたえるようにした
修平さんが、私の服へ手を触れたとき
―カチッ
鍵が開く、音がした
その時、修平さんは何事もなかったかのように口を離した。
「あれ、修平いるのー?」
玄関先で、多分ブーツを脱いでいるのだろう
声がした
「…浮気女が、帰ってきたよ」
そう言ってチュッと私にキスをしてからドアに向かった
「…俺も好きだよ。
でもそれは、彩海の次にね」
そう言って、私の部屋を出て行った。
結局私は
二番目だった