二番目の女。

「わりい、待った?」


『…いえ』


12時40分に来た修平さんの"待った?"という言葉は全く思ってないようだった


ご飯や飲み物を買おう、そういわれて二人でコンビニに入る



そういや、二人での初めての外出だ

彩海がトイレに行ってる時、連絡をとりに席を外したりくらいしか二人になった事はない

前日の行為は例外で、二人きりの時間がすごく長かった



10缶ぐらい酒をカゴに突っ込んでから修平さんは、あ、と思い出したように私を見た


「そういや、胡桃っていくら持ってる?」


『ああ、えっと…彩海に二日分のご飯として3000円程…』


「まあいいや、俺が奢る」



『えっ』



「2000円はこ遣いにしろよ、何せ浮気女から貰った金を今ここで出されると思うと吐き気がする」


『…』


―それでも、好きなんですよね?



「ま、いいや。好きなの入れて」

そう言ってから、ちょっとタバコ吸ってくるーと言って、1万円を渡し、コンビニの外へ出た



『…、』

気まずいけど、遠慮なく…



私は、お菓子から飲み物から、今日のお昼のコンビニ弁当を2つ、あとはカップラーメンを何個か


…修平さんが何好きなのかすら全く分からない…



んー…と悩みつついっぱいカゴに入れて、レジに持って行った


ピッと商品をコードに通している間、ふと考えた

修平さん、買ったもの好きじゃなかったら…
いいや、私が食べよう



「…あの」

レジで会計をするアルバイトの人に言われて、ふと顔を上げる


「年齢のご確認を…」


酒を持って気まずそうに笑うアルバイトの人



『…あぁ…ちょっと、外に知り合いが…』


「…申し訳ありませんが、未成年の方にお酒を売る訳には…」


『…』



このやりとりが見たのか、


「――すいません、コレ、俺が買うつもりだったんすよ」


修平さんが戻って来た
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