二番目の女。
ピンポーンと勢いよくチャイムを押す


「…ッチ」


絶対、いるはずなのに

いるはずなのにシカトしやがって


俺は何度も何度もチャイムを殴り押しした


その時、カチッと鍵を開き、ドアが開いた


「どちらさま?」


目の前にいる女の子は、二重の大きなくりくりな目に細く高い鼻にやわらかそうな唇、色白、身長はあまり高くないのにスラッと長い手足

…可愛い女の子が出てきた



この子が妹?

そう思ったけど、目の前にいる女の子はどうみたって高校生だし…、化粧は薄めだし…、
違う子だなー、なんて思った

修平は綺麗めの人しか狙わないのに、これは違うな、別の子だなー、なんて決めつけた

だから、その子に色々言った

酷く、傷ついていた


だから、彩海ちゃんの妹だ、って知った時


「…、」


修平の意味が分からない

彼女の妹とヤるなんて頭が可笑しい



俺はベットに向かいつつ、テーブルの上に置いてある俺の家の鍵をとり素早くポッケに入れた。



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