スレイブプリンセス

すると、今までラスフォールの言葉には無視していたアダムがこちらを見て口を開いた。

「俺とイヴは確かに死んだ。いや、眠っていたというほうがいいか。」

「死と眠り?同じ意味じゃないの?」

「意味的には同じだが、少しだけ違うとこがある。死はもう命が止まっている状態で眠りは…そうだな植物人間の事と同じだな。」

「それじゃあ、アダムは数千年の眠りから覚めてここにいるの?」

「あぁ、そうだ。」

「…それじゃあ、私は?眠りからさめたのならなぜアダムと一緒にいなかったの?」

たくさんの疑問が浮かぶ。

「それは…。」

アダムが私から目をそらした。

わからない…。

まだ自分が本当に”イヴ”なのかもわからない…。

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