危険なキス
 
「このままめちゃくちゃにしたくなる」

「せ…んせ……」


先生のひとつひとつの言葉と行動が怖い。
だけどどこかあたしの体を熱くさせる。

あたしは、ずっと固くつむっていた目を、おそるおそる開けた。

それに気が付いた先生と目が合う。
先生は苦笑すると、


「なんてな」

「きゃっ……」


ズボッと頭からTシャツをかぶせた。
 
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