危険なキス
「麻衣子。今日は楠木にお昼ご飯おごってもらうことになってて」
「あ、そうなんだ?」
「うん…だから……」
「浜崎さんも一緒にどう?」
「え?」
麻衣子に説明していると、それを割って楠木が入ってきた。
「でもあたし、お弁当……」
「学食で食べればいいじゃん!」
いつもの楠木の人当たりの良さなのか、ぐいぐいと攻めてくる。
あたしも麻衣子と一緒だと嬉しいと思ったので
「そうだね。麻衣子、一緒に学食で食べよう」
「紫乃がそう言うなら……うん!」
そしてあたしたちは、3人で学食で食べることになった。