闇に咲き誇る桜






お花殿とはおばさま・・・つまり、師匠の奥方様の事だ。


おばさまもあの夜、師匠を守ろうとして亡くなった。



すごくお優しい方で、いつも俺の事を気にかけて下さった。


夜「まだそれでも良くなった方なんですよ?

くすくす。


私が止めなかったらあの人、うさぎが描かれた、女性用の扇子を買ってくるところだったんですから。」

そう俺が言うと、芹沢さんは渋面を浮かべ俺に礼を言った。


それがまた、俺の笑いのツボを刺激する。




< 136 / 152 >

この作品をシェア

pagetop