最大の出来事
「信多さんも俺のことを名前で呼んでくれていいからね」
「うん!」
育実は慌てて頷いたものの、実際に異性の名前を呼んだことがあるのは弟の空夜だけだったので、ちゃんと名前で呼ぶことができるのだろうかと頭を悩ませていた。
二人はそんな育実に気づくことなく、別の話を始めた。
「育実、学校で他にも問題を起こしているのか?」
「最近は黒板消しを落としたこととクラスメイト達のノートを全て床に落としたくらいかな」
「やめて!」
きちんと記憶しているので、そんなことはすぐに忘れてほしかった。
「余計な情報を与えないで!」
「これからも頑張ってドジの力を高めるんだよな?」
「高めていないよ!空夜、どうして私だけ呼び捨てなの?」
「だって妹みたいだから」
弟に妹扱いをされて何も言えなくなる。昔から空夜が兄に見られて、育実が妹に見られる。
間違えられる度に違うこと教えては謝られる。たまには誰か違うことを言わないだろうかと期待をしても、それは裏切られるばかり。
「璃穏君、ご飯は何がいい?」
「何でもいいですよ」
その返事が一番困ることをどうやら知らないようだ。
「うん!」
育実は慌てて頷いたものの、実際に異性の名前を呼んだことがあるのは弟の空夜だけだったので、ちゃんと名前で呼ぶことができるのだろうかと頭を悩ませていた。
二人はそんな育実に気づくことなく、別の話を始めた。
「育実、学校で他にも問題を起こしているのか?」
「最近は黒板消しを落としたこととクラスメイト達のノートを全て床に落としたくらいかな」
「やめて!」
きちんと記憶しているので、そんなことはすぐに忘れてほしかった。
「余計な情報を与えないで!」
「これからも頑張ってドジの力を高めるんだよな?」
「高めていないよ!空夜、どうして私だけ呼び捨てなの?」
「だって妹みたいだから」
弟に妹扱いをされて何も言えなくなる。昔から空夜が兄に見られて、育実が妹に見られる。
間違えられる度に違うこと教えては謝られる。たまには誰か違うことを言わないだろうかと期待をしても、それは裏切られるばかり。
「璃穏君、ご飯は何がいい?」
「何でもいいですよ」
その返事が一番困ることをどうやら知らないようだ。