ドレミで愛を奏でよう
私はもう一度道也君の方に視線を向けた。


「俺、もう一個自慢あるよ」


挑発するような面白がっているような、


そんな道也の笑み。


「先生、ヅラだったんですね?俺、初めて知りました」


「っな!?」


「まあ?俺的には先生みたいにヅラじゃないことも立派な自慢ですけど?」


「まず育毛剤でもやってみたら?いい医師紹介しますよ」


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