Street Ball
だが、俺の計算は慣れない場所で狂っていた。


ボールはバックボードに当たり、鈍い音を立てながらリングに吸い込まれた。


思わず舌打ちが漏れる。


ルールの違いに戸惑いながら、これまで築いてきた自信を失った。


その中で、辛うじて残っていた意地を乗せて放ったボール。


結果として入ったが、俺の中で築き上げてきた自信は、欠片程の原形も留めぬ程に打ち砕かれた…。


落胆の色を隠しながら、視線をブース脇のタイム掲示板に移す。


前半が終了する三十秒前。何とか3Pは入ったものの、11対22。


当然、俺が入っているチームが11点の方だ。
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